長い長い闘いのはじまり

27歳で結婚し、31歳でようやく不妊治療のクリニックへ。最初の検査を受けるまでの記録です。

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31歳で不妊治療を始めたころの話

グラスに注いだビールと黒ラベルの缶

27歳で結婚しました。

20代の私は、のらりくらりと過ごし、お酒を飲んでは楽しく暮らしていました。子どもはいつできても大丈夫。そう思っていたものの、思いのほか妊娠しません。

それでも私は、「そのうち、すぐできるだろう」と思い込んでいました。

“そのうち”は便利な言葉です。予定表にも書かなくていいし、期限もありません。気がつけば、結果が出ないまま何年も経っていました。

病院へ行くまでに、ずいぶん時間がかかった

妊活にようやく片足を突っ込んだのは、31歳のときです。

なかなか妊娠しないことはわかっていたのに、私は何年も病院へ行くことを渋っていました。

何年も治療を先延ばしにしてしまったことは、すでにものすごく後悔しています。

数年前へ戻れるなら、自分を引っぱたいてでも病院へ連れて行きたい。

おそらく過去の私は、「え、今日? お酒飲む予定なんだけど」と抵抗するでしょう。それでも連れて行きたい。それくらい、もっと早く動けばよかったと思いました。

めんどくさがりでも通えそうなNクリニックへ

最初に通ったのは、家から近いNクリニックでした。不妊治療にも力を入れていて、何より通いやすい場所にあります。

めんどくさがりの私にとって、「家から近い」は立派な選定理由でした。治療は一度行けば終わりではありません。通い続けることを考えると、近さは大事です。

初めて相談したとき、先生からこう説明されました。

先生
「1年、避妊せずに妊娠しなければ不妊です」

このときの私は、その言葉を聞いてもまだ深刻さを理解していません。

私
「へぇー、そうなんだー。じゃあ、めっちゃ不妊じゃーん」

軽い。

われながら、驚くほど軽い受け止め方です。まだ検査を始めたばかりで、ずいぶん気楽に構えています。

最初に受けた検査

初回は、不妊治療を始めるにあたって必要な検査を受けました。

  • 精液検査
  • ホルモン検査
  • 子宮がん検査
  • クラミジア検査

こうして、初めてのクリニック訪問は無事に終了しました。

この日はまだ、「検査を受けてきた」という感覚です。長い治療の入口に立った実感は、それほどありませんでした。

こうして、長い長い闘いの火蓋が切って落とされました。

次に待っていたのは、不妊治療の経験者から「痛い」と聞かされていた卵管造影検査でした。